青空の中を小さな群れで交錯を繰り返して飛翔する光景は潮風の中素晴らしい眺めです。

① 「海のツバメ」と呼ばれる
コアジサシはアジサシの仲間で、細長い翼と二股に分かれた尾を持っています。その軽やかな飛び方がツバメに似ていることから、「海のツバメ」と呼ばれることがあります。
② ホバリングの名人
魚を狙うときは、空中で羽ばたきながらほぼ同じ場所に止まる「ホバリング」をします。そして獲物を見つけると、矢のような速さで水中へダイブ。一瞬で小魚をくわえて飛び立ちます。
③ 実は地面に巣を作る
木の上ではなく、砂浜や河川敷の砂利の上に、ほんの少しくぼみを作るだけのシンプルな巣で子育てをします。
そのため、人や車が近づいたり、河川工事や増水があったりすると、卵が踏まれたり流されたりする危険があります。
④ 卵は砂利そっくり
コアジサシの卵は、ベージュ色に黒や茶色の斑点があります。砂や小石に非常によく似た模様なので、近くで見ても見つけるのは簡単ではありません。これは外敵から卵を守るための「保護色」です。
⑤ わざとケガをしたふりをすることがある
巣に敵が近づくと、親鳥は「翼が折れたように見せる」行動をして、敵の注意を自分に引きつけます。そして巣から十分離れたところで元気に飛び去り、卵やヒナを守ります。
⑥ 日本には夏にやって来る
コアジサシは渡り鳥で、日本には春から夏にかけて繁殖のために飛来します。秋になると東南アジアやオーストラリア方面へ渡って冬を過ごします。
⑦ 意外と都会でも繁殖する
自然の砂浜が減ったため、平らな屋上に砂利を敷いた場所を営巣地として利用することがあります。人が人工的に営巣場所を整備し、繁殖を支援する取り組みも行われています。
⑧ 小さいけれど長距離を旅する
体長は約25cmほど、体重は50~70g程度しかありません。それでも毎年、何千キロもの距離を渡って繁殖地と越冬地を往復します。体の大きさを考えると驚異的な旅です。
以上、コアジサシ:チドリ目/カモメ科、でした。
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